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龍安寺

石庭で有名なお寺

古都京都の文化財として世界遺産にも登録されているうちのひとつである龍安寺は、石庭で有名なお寺です。
かつては細川勝元が建立したお寺ですが、応仁の乱に巻き込まれて焼失してしまい、その後細川勝元の子供である細川政元が再興した歴史があります。
最も大きな特徴である石庭は神秘的な美しさが感じられて現代でも多くの人を魅了しています。
実際にこの庭を作ったのは誰なのかはっきりわかっていませんが、茶人の金森宗和や絵師の相阿弥などの説が有力視されています。
置かれている石の裏を確認してみると、小太郎・□二郎と刻印されているため、何らかの手がかりになるのではないかと推測されていますが、今でも真相がわかっていません。
15個無造作に置かれているように見える石は、全く考えていないようにも感じられますが実は計算し尽くされた配置なのではないかと言われています。
どの角度から見ても1個だけ他の石に隠れてしまうため、14個しか確認できないとされています。
唯一、方丈の間の中心部分からは15個全てが確認できる場所があるとされています。
このような配置にしているのは作者が何らかの意図があったのではないかと推察されていますが、はっきりしたことはわかっていません。
遠近法を利用した高度な設計や石庭を守るように作られた油土壁など様々な工夫が随所に確認できる場所です。
かつてイギリスのエリザベス女王が石庭を見て絶賛し、海外からも注目されるようになりました。

参考:龍安寺

龍安寺の見どころ

現在は石庭が有名になっていますが、かつては石庭よりも有名だったのが鏡容池(きょうようち)を中心にした回遊式庭園です。
鏡容池は境内に存在しているとても大きな池で、平安時代には舟を浮かべて楽しむ貴族が多かったそうです。
弁天島と呼ばれる場所には鳥居が存在しており、弁財天が祀られています。
お寺の境内に神社が存在しているのは違和感がありますね。
もうひとつ忘れてはいけないのが、つくばいです。
4文字と真ん中にある「口」を合わせて読むと、吾唯足知と読むのだそうです。
一見すると読めないのですが、「口」を付け足すと判読できるようになる仕掛けがとても素晴らしいと思います。
石庭やつくばいなど遊び心が感じられるような素晴らしい庭園を堪能できます。

龍安寺道駅から徒歩7分、近くにある立命館大学前のバス停からも徒歩7分、龍安寺前のバス停からは目の前の距離にあります。
駐車場も完備されており、拝観料をお支払いした方は1時間無料で利用できます。


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